修学旅行のリデザイン「スタディツアー ~未来創造の旅~」

新しい教育のあり方を次々に実践している東京中野にある新渡戸文化学園による「スタディツアー」が、2024年度グッドデザイン金賞を受賞した。これは修学旅行の未来をデザインした画期的な取り組みだ。

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

修学旅行は明治時代に、東京師範学校(現筑波大学)が実施した「長途遠足」が起源で、「修学旅行」という名称も同校による造語であると言われている。日本の修学旅行は、600万人以上の中高生が参加する重要な教育機会でありながら、長年、その在り方に大きな変化はなく、観光地を巡る消費型の旅が現在でも主流だ。

(※全文:1671文字 画像:あり)

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