インクルーシブ教育時代の「魔法の下じき」 新しい文具が学びを支える
2022年度グッドデザイン賞を受賞したレイメイ藤井の「先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき」は、昨今注目を集めるインクルーシブ教育に対応する子どもたちの個性に合わせたサポート文具だ。


矢島 進二(やじま・しんじ)
公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。
特別な支援が必要な子どもと、そうでない子どもが平等に学びの機会を得られる教育システム「インクルーシブ教育」の構築を、文部科学省は推進している。共生社会の形成に向けて、今後は標準になると言われているが、単に両者が同じ教室で授業を受けるだけでは意味はない。ポイントは、“平等に学びを得られるように個性に合わせたサポート”だと言われている。
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