教科用図書「くらしに役立つ」シリーズ 自立への学びをデザイン

全国の特別支援学校の高等部で使用されている国語・社会・数学・理科・保健体育・家庭の6冊の「くらしに役立つ」シリーズが、「未来を示すプロダクト」として高く評価され、2024年度グッドデザイン金賞を受賞した。

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

「くらしに役立つ」シリーズは、知的障害特別支援学校高等部に通う生徒が、卒業後、自立した生活を営むための知識と教養を、楽しみながら学べるテキストだ。同シリーズは、2007年から刊行され累計65万部を超えるベストセラーになったが、2019年の学習指導要領改訂を踏まえ全面改訂し、あわせて全ページをフルカラーにするなどビジュアル表現にこだわり、今春刊行した。

(※全文:1213文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。