キッチハイク「保育園留学」 地域と子育て家族をつなぐ

2023年度グッドデザイン賞を受賞した地域と子育て家族をつなぐ革新的な留学プログラム「保育園留学」は、開始2年で約40地域に拡大し、既に500家族以上の実績をあげている。

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

二拠点や多拠点居住が浸透してきたが、希望しつつも実現を阻む要因の一つは「子どもの教育環境」にあろう。特に子育てをする都心在住者は、自然に近い環境を望むが、縁のない地域の保育園や幼稚園、小中学校への通園・通学に対する不安は大きいものだ。

地域創生スタートアップ企業である株式会社キッチハイクが事業化した「保育園留学」は、連携した約40地域にある保育園や幼稚園、こども園に、家族が1〜2週間滞在しながら、お試しで子どもを通わせられるサービスだ。

(※全文:1532文字 画像:あり)

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