子どもの感性を伸ばす創造的な園舎 企業主導型保育園「むく保育園」

「むく保育園」は、富士山の裾野にある工業団地内でお弁当の製造・宅配・ケータリング業を営むひかり株式会社が2018年に新設した企業主導型保育園で、手塚建築研究所の設計による創造的な園舎が特徴だ。

写真:木田勝久/FOTOTECA

写真:木田勝久/FOTOTECA

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

企業主導型保育事業とは、待機児童対策の一環で2016年から内閣府が開始した助成制度で、企業が従業員に対し保育サービスを提供する施設や、地域企業が共同で運営する施設に対して整備費等の助成を行い、女性活躍推進や、社員の福利厚生や地域貢献を目的としたものだ。

ひかり株式会社は出産後の職場復帰を目指す親を積極的に応援するために、職場の隣に保育園を設け、子どもと一緒に通勤・通園ができる環境を整えた。また、工業団地には多数の企業が集結しており、同社以外の家庭の子どもの…

(※全文:1017文字 画像:あり)

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