室蘭市まちのイメージづくり 市民参加型の仕組みをデザイン

参加型の仕組みをデザインした北海道の室蘭市が展開する「室蘭市まちのイメージづくり」は、自治体のブランディングの好例として、2023年度グッドデザイン賞を受賞した。

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

コミニュティーデザイナーとして活躍する山崎亮氏は、興味深い書籍を多数執筆しているが、筆者が最も好きなのは『縮充する日本 「参加」が創り出す人口減少社会の希望』だ(2016年PHP研究所)。詳細は省くが、人口減少を前提とした日本社会で、「縮小」を「縮充」へと導く唯一の解が市民の「参加」だと説いている。

(※全文:1236文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。