「学生図鑑のオープンキャンパス」先輩が中高生の進路決定を応援

「学生図鑑のオープンキャンパス」は、先輩が中高生に学生生活や学びの体験談を伝え、進路を考える契機を提供する教育プログラム。自分が「進もうとする世界」について主体的に知ることができる貴重な機会を提供し、2021年度グッドデザイン賞を受賞した。

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

就活においては、昔はOB訪問、現在ではインターンシップ制度が一般化したことで、先に入社後のイメージの大枠が把握でき、結果としてミスマッチの比率は下がり、相互にとってのベネフィットに繋がっているようだ。

ところが、大学や専門学校の進路決定では類する仕組みは少なく、ウェブやパンフレットなどからの情報が大半で、それで進路を決めるケースが多いと聞く。体験入学や説明動画などは広がっているが、学校からの一方的な情報が主体となり、中高生が欲するリアリティのある情報を得られる機会はあまりない。

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