科学への関心の扉「科学道100冊」 理研と編集工学研究所が連携
日本の科学を牽引する理化学研究所と、本の可能性を追求する編集工学研究所が、共同で2019年から恒例企画として展開する選書プロジェクト「科学道100冊」。中高生をメイン対象に、子どもの科学への興味をかき立てることが狙いだ。


矢島 進二(やじま・しんじ)
公益財団法人日本デザイン振興会理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。
科学が苦手という子どもは昔も今も変わらずいるものだ。これだけ民間宇宙開発や先端医療関連のニュースを日常的に見聞きするようになっても、それは変わってはいない。その理由の一つに科学への「関心扉」の少なさがあるのではないか。
STEAM 教育が注目を集めるが、『S=科学』を主とする学びの場や機会は限られ、今でも学校の授業が唯一の扉になっている感がある。
そうした中、日本で唯一の自然科学の総合研究所である理化学研究所が、2017年の創立100周年記念に...
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