保育理念と建築デザインを融合 上町しぜんの国保育園 small pond

世田谷線が走るのどかな住宅街に2019年4月に開園した「上町しぜんの国保育園 small pond」は、園長が掲げる保育理念を体現する場として設計され、グッドデザイン賞を受賞した。

変形敷地を生かし空の広がりを確保する園庭は、屋上にも連続している

変形敷地を生かし空の広がりを確保する園庭は、屋上にも連続している

矢島進二

矢島進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会理事 事業部長。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、首都大学等で非常勤講師。

同園は、待機児童数が多い世田谷区に新設された認可保育所の一つだ。「子どもの心に寄り添う保育」を理念に、全国でも珍しい0~5歳の縦割り交流保育で、異年齢の集団を一つの『家族ユニット』とし、5家族が同居するような形態をとる。

青山誠園長は「年齢別保育は、造形や散歩など何かを『する』にはよいが、大人の都合で何かを『させる』に陥ることもあります。また長い保育時間を考えると、同質性の高い集団で暮らすのはくたびれてしまいそう。園児には、安心して心地よく『居る』感覚で過ごしてもらいたい」と…

(※全文:917文字 画像:あり)

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