教員養成の新しい仕組みをデザイン「フェローシップ・プログラム」

「すべての子どもが、素晴らしい教育を受けることができる世界の実現」をビジョンに掲げる認定NPO法人 Teach For Japanは、既存の教職課程を経ずに学校現場に赴任することができる日本唯一の教員養成プログラムを提供。2023年度グッドデザイン賞を受賞した。

急増する不登校、
教育の基本モデルを見直すべき

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

2023年10月に文部科学省は、小中学校における不登校児童生徒数は、過去最多となる約30万人(前年度約24万人、前年対比22%増加)であることを公表し波紋を呼んだ。

不登校数は10年連続で増加を続け、特にここ3年で急増したが、その背景には、コロナ禍による環境変化があるはずだ。オンラインを含めた学内のコロナ対応や運動会等行事の中止、部活動等を通した縦横関係の消滅、それに加え保護者の不登校に対する考え方の変化もあろう。

(※全文:1842文字 画像:あり)

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