クリエイティビティあふれる子ども博物館・PLAY! PARK

東京・立川に2年前にオープンした「PLAY! PARK」は、従来の子ども向け施設と異なり、建築家が空間だけなく、遊具やプログラムなどを含む全体を設計したクリエイティビティ溢れる施設で、家族連れで人気を集めている。

写真提供:PLAY!

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

最初の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発令された2020年4月に、JR立川駅北側の昭和記念公園横に新しい複合施設「GREEN SPRINGS」が静かに誕生した。ここは「空と大地と人がつながる、ウェルビーイングタウン」をテーマに、ホテルやホール、店舗、オフィスなどがゆったり目に配された施設で、他人との距離が保てる安心感もあり、コロナ禍であっても人気を集めている。

その中でも一際ユニークな文化施設が「PLAY!」だ。3階は子どものための屋内広場「PLAY! PARK」、2階は絵と言葉をテーマにしたミュージアム「PLAY! MUSEUM」とカフェなどがあり、「PLAY! PARK」が2021年度グッドデザイン賞を受賞した。

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