平和学習用教材『はじめてのヒロシマ』 子どもたちの関心の扉を開ける
広島平和記念資料館が初めて小学校低学年を対象に作成した教材『はじめてのヒロシマ』は、原爆に対して子どもたちの関心の扉を開けるデザインとして、2023年度グッドデザイン賞を受賞した。
矢島 進二(やじま・しんじ)
今、話題の映画は、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した「関心領域」だ。第2次世界大戦下、アウシュヴィッツ強制収容所と壁一枚隔てた屋敷で、収容所所長の一家による平和な生活を描いた秀逸な映画で、テーマは「無関心」と「黙殺」と言えるものだ。
話題となる背景には、ロシアによるウクライナ軍事侵攻や、パレスチナ・イスラエル戦争に対する、日本を含め、多くの国の眼差しに通じるものがあるからだろう。
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