生きる力を培う教育 日本唯一の私立農業高校「愛農学園農業高等学校」

農業を学ぶ高校は多数あるが、ほとんどが公立で、独立した私立の農業高校は三重県伊賀市にある愛農学園農業高等学校しか存在しない。全寮制で有機農業を実践する日本一小さな農業高校の教育プログラムが、2022年度グッドデザイン・ベスト100を受賞した。

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

愛農学園農業高等学校は1964年に全寮制として開学し、土に根ざした豊かな暮らしに価値を置く“農業教育共同体”とも言える独自のポリシーを持って運営している。

教育の基本を「神・人・土を愛する」という“三愛精神”とし、聖書に基づく良心教育、全寮制・少人数制教育、有機農業の実践を理念とする。

(※全文:1249文字 画像:あり)

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