新しい公園づくりの実践 千代田区公園基本方針とリニューアルの実装
東京の中心、千代田区は区内にある58の公園をリニューアルするにあたり、デザインの視点を入れた画期的な手法を導入し、2025年度グッドデザイン金賞及びグッドデザイン・ベスト100を受賞した。
都市の暮らしにおいて公園は、子どもから大人までが集う貴重な公共空間だ。しかし現在の公園は、どの公園でも小さな砂場や遊具等の画一的な姿ばかりで、かつ近年は「ボール遊びはだめ」「大声を出さない」「走り回らない」などの禁止事項が増え、自由に遊べる場が減少し、一つの社会問題になっている。そうした状況を変え、他の地域のモデルになり得る革新的な取り組みが、千代田区で始まっている。
千代田区は、区内58の公園、児童遊園、広場を対象に「千代田区公園づくり基本方針2025」を策定した。最大の特徴は、この策定とリニューアル整備、ソフト政策を「できることからやる」というスピード感で同時に展開している点だ。
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