好奇心のつくり方をデザインした水族館 AOAO SAPPORO「LIBRARY AQUARIUM」

札幌中心部の商業ビル内に2023年に開館した都市型水族館「AOAO SAPPORO」にある、水族館と図書館を融合させた「LIBRARY AQUARIUM」は、水族館で感じるわくわくを学ぶ愉しさに繋げる仕掛けがデザインされていると評価され、2025年度グッドデザイン賞を受賞した。

©Nacása & Partners Inc.

AOAO SAPPOROは「生命のワンダー みえないものがみえてくる」をコンセプトに掲げ、札幌の繁華街で22時まで開館するニュータイプの水族館だ。

3フロアーの中心にある「LIBRARY AQUARIUM」は、一つの水槽に一種の生物を展示することで、大水槽では埋もれてしまいがちなサンゴやウニなどといった脇役に焦点を当て、見逃しがちな生物の魅力を丁寧に引き出す展示となっている。

この空間のユニークさは、生物の形状的特徴を"オノマトペ"で分類した点にある。従来の種名や生息地による分類ではなく、「にょろ」「ぺったんこ」など感覚的に捉えられる言葉で43本の水槽を整理した。子どもが先入観なく土や水に触れ自然を観察するように、来館者は生物の様子や形に素直に驚きと疑問を感じられる。

(※全文:1000文字 画像:あり)

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