子どもたちの新たな「居場所」 WEB空間『かくれてしまえばいいのです』
NPO法人 自殺対策支援センター ライフリンクが運営する、生きるのがしんどいと感じている子どもや若者のためのWEB空間『かくれてしまえばいいのです』が、2024年度グッドデザイン賞を受賞した。

『かくれてしまえばいいのです』トップ画面
「この世から消えてしまいたい」と思う子どもや若者に「それなら、まずは一度、この世からかくれてしまいましょう」。そんな発想から生まれたWEBサイト『かくれてしまえばいいのです』が注目を集めている
背景には極めて深刻な現実がある。直近2年間で児童生徒の自殺者数は1,000名を超えた。G7の中で10~20代の死亡原因第一位が自殺であるのは日本だけで、なかでも小中高生の自殺者数は2022年から毎年500人を超え、2024年は過去最多の529人にのぼる。
SNSを使った自殺防止相談窓口も増加しているがパンク状態にある。NPO法人ライフリンクのSNS相談でも毎月約1万人からの相談アクセスがあるが、そのうちの4-5割の人にしか対応できていない。さらに、相談すること自体に抵抗感を持つ子どもや若者も多く、従来の相談支援だけでは限界があった。

「こっそりハッキリ発表ルーム」
(※全文:1388文字 画像:あり)
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