鹿児島大学 自主自律と進取の精神を育み、地域と世界の未来に挑む
江戸時代の藩学造士館を源流に、南九州における最高学府として進取の気風にあふれる鹿児島大学。世界に開かれた南の玄関口として、海外との交流を通じて異文化導入にも注力する。教育研究の特徴や成果、今後のビジョンについて、2025年度から同大を牽引する井戸章雄学長に聞いた。
社会でも通用する「教養」を
世界で活躍する卒業生の輪を強化
井戸 章雄
鹿児島大学長
1984年3月長崎大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院第一内科研修医、2002年7月京都大学医学部附属病院探索医療センター助教授、2007年7月鹿児島大学大学院医歯学総合研究科准教授、2014年1月同大学医歯学総合研究科教授、2021年4月同大学医歯学総合研究科研究科長、2023年4月同大学理事・副学長(研究・情報担当)を経て、2025年4月第14代鹿児島大学長に就任。専門分野は消化器内科。
──鹿児島大学では、どのような教育活動に力を入れていますか。
専門教育はもちろんですが、むしろ重視しているのは「共通教育」です。かつて教養教育と呼ばれていたような講義を、全学共通で全員が受ける仕組みにしています。理系から文系まで多彩な科目を設けており、選択の自由度もかなり高くしており、社会に出てから役立つ教養という観点でも力を入れています。
この共通教育の中では、県知事をはじめとした行政トップの方々をお招きし、地域課題や行政の取り組みについて講義していただいている点も特徴的です。ただお話を聞くだけでなく、講師と意見交換する時間をしっかり設け、考えを深める契機としています。
ほかには、「出会いの講義」という授業もあり、大学の執行部を含め、…
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