福島大学 福島ならではの教育研究を追求し、柔軟かつ強靭な大学へ

「正解のない問い」に挑戦できるイノベーション人材の育成と、地域と世界における現代的で複雑な課題解決に向けた研究強化を柱とする「福島大学グランドデザイン2040」を策定した福島大学。教育研究の特徴や成果、今後のビジョンについて、今春から同大を牽引する佐野孝治学長に聞いた。

2040年に向けた展望を描き
個人と社会のWell-beingを目指す

佐野 孝治

佐野 孝治

福島大学長
1963年生まれ、福井県出身。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。経済学修士、専門は開発経済学・アジア経済論。福島大学教授、人文社会科学群長、大学院経済学研究科長、理事・副学長などを経て2026年4月から現職。復興庁復興推進委員会・委員や法務省出入国在留管理政策懇談会・委員も務める。

──福島大学の将来像と目指すビジョンをお聞かせください。

国立大学の法人化および全学的な再編から20年が過ぎ、さらに東日本大震災と原発事故からも15年が経過しました。これらの出来事を通じて多くの教訓を得てきましたが、その一方で、本学では財政状況の悪化や少子化の進行による志願者数の減少が進み、2040年には定員充足率が約8割にとどまる見通しとなるなど、新たな課題が顕在化しています。こうした困難に立ち向かうためにも、ミッションとビジョンを明確に提示する必要があると考え、2024年9月に「福島大学グランドデザイン2040」を制定しました。本学の強みを明らかにし、何をしたいのか、あるいは何をすべきなのかを、…

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